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ブログ

2018/11/29

たまには母の手を取って

こんにちは。渡邉です。

 

電車の中で1歳くらいの子供を抱っこしたお母さん。

 

子供はお母さんの胸のなかで

じっと気持ちよさそうにしていました。

 

お母さんの前の座席に座っていた人が

「よかったらどうぞ。」とサッと席を立ち

お母さんに席を譲っていらっしゃいました。

 

女性は「ありがとうございます。」と会釈をし、

席に座ったのですが、

お子さんが急に暴れ出し、

 

お子さんを大人しくさせるべく

お母さんは頑張っていたのですが、

やむなく席を立つことに。

 

すると、お子さんも

お母さんの胸の中で

心地よさそうに大人しくしていました。

 

それを見て、

「うんうん、わかる。懐かしい」と

もう何年も前の子育てに奮闘していた時期を

思い出しました。

 

大変だったけれど、

とても楽しかったです。

 

私の子はもう大学生。

 

高校の卒業式のとき、

最後のホームルームのとき先生が

「お前たち、母ちゃんの手を取れ!」と

言いました。

 

工業高校だったので、

男子の皆さんは戸惑い気味(笑)

 

また先生が「いいからお母さんの手を取れ」

「手を取って、よく見てみろ!」

 

子供たちは、それぞれに親御さんのところへ行き、

手をとりました。

 

「母さんたちの手はどうだ。

お前たちが生まれてきて

その手でお前たちを育て上げた手だ。

 

お前たちのおむつをかえたり、

抱っこしたり、

お前たちのために毎日ご飯を作ってくれた手だぞ。

 

いいか。これだけは言っておく。

これから先、親元を離れて

いろいろな経験をすると思う。

 

でもな、もし困ったことや

どうしていいか分からないときは

必ずお母さんに相談しなさい。

 

危ない橋を渡ろうとするなよ。

お母さんを泣かせるようなことだけはするな。

 

お母さんの手を握って

いままでありがとうございました、と言いなさい。

お前たち、普段、言わないだろ?」

 

聞いているうちに泣けてきて

涙は出ませんでしたが。

 

気づくと子供たちのほうが

涙を流していました。

 

私は、先生の言葉を聞いて

私の母のことを思い出していました。

 

私の両親はすでに他界していますが、

でも、母の手のしわ、温かさ、感触は

しっかりと覚えています。

 

あの手で、たくさんお世話をしてくれたんだね。

ありがとうって思いました。

 

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

素敵な一日をお過ごしください。